オーディオドクターMURAKAMIの

 

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真空管アンプとトランジスタアンプ


アンプには、真空管アンプとトランジスタアンプというものがあります。

両方とも音楽信号を増幅する機器なのですが、増幅素子に真空管というもの、または、トランジスタというものをそれぞれ使用します。


それぞれの増幅素子の特徴は、真空管は真空の中を電子が飛ぶので電気信号の移動はトランジスタに比べて、物凄く速いです。その為、真空管アンプは音が生生しさを感じるのでは?と思います。トランジスタはその中で真空の空間はありません。半導体という素子が使われ、大出力が簡単に取り出せる利点があります。

真空管アンプの欠点(利点)は、出力トランスという余計なものが必要となります(出力トランスが無い真空管アンプもありますが。。。)。

真空管アンプは一般的に、ナローなてろんてろんとアナログっぽい音(変な表現ですみません^^)と思われていますが、それは大概出力トランスに良い特性のものが使われていない場合が殆どと思われます。
(あと能率の低いスピーカーを組み合わせて使用した場合もそのような傾向があるかもしれませんね。)

しかしながら、きっちり設計された回路で、トランスの良質なものを使用すると、物凄いハイファイでギンギンな音が出ます。しかも生っぽい。

ただ、トランジスタに比べて大出力が取り出しにくいので、現在店頭で普通に販売されている殆どの能率の低いスピーカーは上手く鳴りません。

出力が取れないので。

なので、真空管アンプで生生しい音を聴きたいと思っても、普通のスピーカーでは駄目なのでは?と思います。

どうしてもそのの能率の低いスピーカーを鳴らしたいなら、トランジスタアンプをお勧めします。
(決して能率の低いスピーカーが音が悪いと言っているわけでも、トランジスタアンプが音が悪いと言っているわけでもありません。きっちり設計された能率の悪いスピーカーを、そのスピーカーに合わせて、きっちり設計されたトランジスタアンプを選定して使用すれば、素晴らしい音で鳴らすことが出来ます。)


ただ、理想のオーディオ研究所としては、真空管アンプと能率の高いスピーカーの組み合わせを、音の感じから、お勧めしています。

そんなスピーカー無いじゃんといわれる方、ご安心下さい。低い帯域から能率の高いスピーカーも理想のオーディオ研究所ではご用意できます。



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